2005年2月スズナリ連続公演
「ぼくらが非情の大河をくだる時」
作: 清水邦夫
演出: 仲田恭子

公演は終了いたしました。
ご来場ありがとうございました。
このコトバ、凶暴につき  
−近づくなら、客席までに。
ぼくらが非情の大河をくだる時
時代のアダ花か、普遍の詩か?
清水邦夫の岸田戯曲賞受賞作が鮮烈によみがえる!
切れば血の出るようなみずみずしいコトバたちが、
2004年利賀演出家コンクール最優秀賞の気鋭・仲田恭子の演出でエッジ鋭く立ち上がる!
ぼくらが非情の大河をくだる時
中野真希
大内米治
高澤優也改メ
大道無門優也
衣装: 多々良秀典
音響: 金子由布樹
照明: 大迫浩二
美術: 青木祐輔
舞台監督: 小金井伸一
制作: 久我晴子、田中美季
清水邦夫
―1936年新潟生まれ。劇作家、演出家。早稲田大学在学中に発表した処女戯曲『署名人』がテアトロ戯曲賞と早稲田演劇賞を受賞。69年、『真情あふるる軽薄さ』が演出家・蜷川幸雄を中心とする劇団現代人劇場によりアートシアター新宿文化で上演され、以降蜷川とのコンビで同シアターを拠点に展開した演劇活動は当時の若者の圧倒的な支持を得る。現代人劇場解散後の72年、蜷川幸雄らとともに劇結社〈櫻社〉を結成するが翌年解散。76年に松本典子らと木冬社を設立。代表作に『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』、『戯曲冒険小説』(芸術選奨新人賞受賞)、『エレジー―父の夢は舞う』(読売文学賞受賞)、『タンゴ・冬の終わりに』など。


『ぼくらが非情の大河をくだる時』は、72年蜷川幸雄の演出により櫻社の旗揚げ公演としてアートシアター新宿文化で上演された(74年に第18回岸田國士戯曲賞を受賞)。舞台はホモセクシュアルの男たちが集まる公園の中の公衆便所。そこへ詩人が現れ、便所の壁を愛撫し始める・・・。狂気の弟(詩人)を蟹江敬三が、その兄を石橋蓮司が演じたこの作品には連合赤軍事件を踏まえた「政治の季節」が色濃く反映されているが、この戯曲の熱くみずみずしい台詞は、時代を超えてまぎれもなく「舞台」の上で生きるコトバたちである。ク・ナウカきっての個性派俳優3人が、気鋭の演出家仲田恭子とともに清水戯曲に新たな命を吹き込む。
■演出家プロフィール
仲田恭子(なかだ・やすこ)  

1995年、早稲田大学在学中に演劇集団「シャユカイ」を旗揚げ、以後21作品を作・演出する。2003年に劇団活動を休止し「アート・コラボレーション・プロジェクトDuO」を設立、美術・写真・音楽・映像など他分野のアーティストとのコラボレーションを通して演劇表現の可能性を追求している。2005年4月より「空間アート協会ひかり」を発足。地域文化に還元される作品作りを目指す。昨年利賀演出家コンクール2004にイヨネスコ作『授業』で参加し、最優秀演出家賞受賞。

ザ・スズナリ(下北沢)
2月17日(木) 19:00
2月18日(金) 19:00
2月19日(土) 14:00/19:00
2月20日(日) 14:00
前売・予約 3,000円
当日 3,500円
学生 2,500円
   
※全席指定
※学生券は劇団のみ取扱い。要事前予約。
 当日学生証をご提示ください。
□ク・ナウカ 03-3779-7653

□e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/

□電子チケットぴあ 0570-02-9988(オペレータ対応)
0570-02-9966(音声自動応答)[Pコード:358-906]
  http://t.pia.co.jp/

□ザ・スズナリ電話予約 03-3469-0511
2005年1月8日(土)
ク・ナウカ シアターカンパニー

第15回下北沢演劇祭参加

平成16年度文化庁芸術団体重点支援事業